中古物件を購入することになり、設備機器を含め一新したいとのご要望でした。

北西角に配置された台所にオーク調の木質扉のシステムキッチンが置かれていたので、暗く重い感じのスペースでした。

明るい色のホーロー扉を採用し、収納しても入れっぱなしになるからとあえて吊戸棚を設置しなかったので、明るく空間的にも非常に広々としたキッチンになりました。

壁はタイル貼のハーフユニットタイプのお風呂でしたので、壁の掃除の大変さやフルユニットより冬は暖まるのに時間がかかると思われるような浴室でした。

壁は汚れづらい鏡面パネルにし、断熱効果が飛躍的に向上したユニットバスを採用しました。
また、洗面所との床の段差も無くなり将来的にも安心安全になりました。

当時では、ごく一般的であったスイッチ一体型の温水洗浄付便器が１階に。また、２階には洗浄機が付いていない便器が設置されておりました。

１、２階共壁付けリモコンスイッチタイプを採用し便器周りがスッキリしたのでトイレ空間が広く感じられます。

築後四半世紀が経ち外壁のアクセントのペイント部を含み色あせておりました。
また、屋根のコロニアル瓦もあまり日の当たらない所には苔が生えている状態でした。

元々分譲住宅だったので、近隣のお宅と同じ様な色で統一されておりました。しかし、せっかく塗り直すので同系色でもちょっと個性的な色をお勧めしました。
また、アクセント部も濃く締まったこげ茶色を採用しました。